エヌエヌ生命は、新型コロナウイルス感染症で、さまざまな経済的な影響が懸念されている中、中小企業経営の業種ごとの実態を把握するため、4 月末に全国 21 業種の中小企業経営者7,225人を対象に調査を行った。
新型コロナウイルス感染症による影響で会社の資金需要が「発生した」のは 35.7%。業種別では、「飲食店」(68.0%)、「旅行関連業」(63.5%)と、2 業種での資金需要の深刻さが明らかになった。また、新型コロナウイルスにより経営環境の変化を感じるようになった時期は 3 月が最多。4 月下旬までのいずれかのタイミングで変化を感じたのは 83.6%。業種別では 3 月下旬までの回答合計が、「飲食店」(83.7%)「旅行関連業」(92.1%)だったのが、4 月下旬までに「飲食店」(97.8%)、「旅行関連業」(96.8%)になった。
今年 3 月の前年同月売上比は、全体では「73.9%」と 3 割近く減少し、最も売り上げが低かった業種は「旅行関連業」(33.4%)で、次が「飲食店」(55.3%)となった。法人向けの生命保険の加入率は全体では「30.8%」となり、業種別の加入率の低さとしては、2 番目に「飲食店」(15.7%)、4 番目に「旅行関連業」(25.4%)となった。
なお、同調査結果は 5 月 21 日発表と同じ調査を業種ごとに集計・分析したもの。
エヌエヌ生命のニュースリリース
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