三井住友海上とあいおいニッセイ同和、AIで自動車修理見積り導入

三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、イギリスのスタートアップ企業TractableLtd(トラクタブル社)のAI技術を活用し、自動車事故の車両修理見積を自動点検するシステムを導入した。6月から一部の保険金支払部門で順次開始し、本年度内に全国で運用を開始する。

同システムは、過去の自動車事故における膨大な損傷写真や車両修理見積に基づき、事故車両の損傷箇所に加えて、自動車販売店や修理工場が作成した修理見積書の妥当性を自動的にチェックするもの。適正な修理見積内容と判定した場合には、専門社員による見積書の点検を省略し、迅速に保険金を支払う。また、これまでの点検プロセスをAIが代替するため、見積書の点検業務等を行う専門社員による修理費認定プロセスの大幅な省力化が可能となる。その結果、従来、数日を要していた修理内容の点検業務を数分で完了でき、約30日程度要していた保険金支払いまでの期間が、約2週間程度に短縮される。

両社は、それぞれ年間約100万件を超える自動車事故を受け付けており、修理工場から損傷写真と修理見積を受領し、専門社員が見積書の妥当性を1件1件点検している。このため、迅速かつ正確な点検手法の確立が課題だった。こうした状況を踏まえ、さらなる迅速な保険金支払いに向け、2019年度からトラクタブル社との実証実験とAI学習および試行的な運用を重ねた結果、同システムの導入に至った。

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