新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。こうした中、諸外国に比べて日本の感染者の人数が少ないのではないかという疑問が生まれている。その理由を明かす一つの指標が、英オックスフォード大学の研究者でつくるグループが発表した。
3月20日までの過酷の検査件数をまとめたものだが、それに基づくと、日本での検査件数が大幅に少ないことが明らかになっている。
具体的には、人口100万あたりの1日の検査件数では、韓国が約6000件、豪州が約4000件、ドイツが約2000件となっており、日本ではわずかに100件前後だ。
累計の検査件数でも日本が29日時点で5万4000件に対して、ドイツは15日時点で16万7000件となっている。
こうした検査数の少なさが感染者数を実態よりも少なく見せているといえそうだ。