東急少額短期保険は、6月23日に賃貸入居者向け家財保険「スマ Qhome」を発売した。オンライン申し込みや賃貸契約と連携した自動更改・異動・解約によって、管理が容易となる。また、保険会社や保険代理店の事務手続きを簡素化することで低廉な保険料を実現した。同社初の不動産業向け保険商品で、第一弾として同社グループの株式会社東急イーライフデザインが運営する物件の入居者へ提供する。
多くの賃貸入居契約に家財保険の加入が必須だが、入居者が保険更改の手続きを失念してしまい無保険状態となってしまう「付保漏れ」や、保険契約に付随する保険代理店としての「事務手間」を削減したいという声が、グループ会社を通して同社に寄せられていた。そこで、この現状を何とか改善したいと同商品を開発。「付保漏れ防止」と「事務手間削減」を実現した。今後はグループに限らず賃貸住宅管理会社(高齢者住宅、学生マンション、シェアハウス等含む)を通じて提供していく方針。
【管理会社側のメリット】
▽コロナ禍において、VR内覧やWeb入居申込・契約と共に完全非対面で保険の申込みが可能。
▽入居者によるweb申込のため、保険代理店としての申込書類のチェックや管理などの事務手間が省ける。
▽賃貸契約が継続される限り保険契約も自動更新されるため、無保険状態になっていたということがない。
▽転退去に伴う解約も、賃貸契約情報からデータを自動連携して受け付けるため、保険に関する解約のフォローは一切不要。
▽借家人賠償責任補償を最大2,000万円までとしており、オーナーも安心できる。
【入居者のメリット】
▽賃貸契約データを自動連携するため、申込手続はwebから最低限の情報を登録するだけで完了する。
▽保険契約の更新や転退去に伴う解約も賃貸契約データを自動連携して受け付けるため、手続きが不要。
▽保険会社や保険代理店の事務手続を簡素化することで、低廉な保険料(月 410 円~)を実現した。