三井住友海上が代理店システム活用した「リモート営業」開始

三井住友海上は、セールステック(SalesとTechnologyを掛け合わせた造語)を活用したリモート営業をスタートさせる。AIを搭載した代理店営業支援システム「MS1 Brain」に、株式会社4COLORSのPIPセールステック(※)を活用した新しい顧客向け説明動画機能「Brain Video(ライト)」を導入することで、フィデューシャリー・デューティーの実践を強化するもの。同社全国代理店組織MSA会員から利用を開始し、順次拡大する予定。

まずは、個人向けの自動車保険と法人向けの新種保険で活用する。自動車保険が満期を迎える際に、AIが分析した最適なおすすめプランを顧客一人ひとりに応じたパーソナライズド動画で提供。法人向けの新種保険では、事業内容のリスクに応じてカスタマイズした新種保険のインタラクティブ(双方向)な説明動画を提供する。また、代理店が顧客への保険を提案する際の説明資料を動画化。代理店募集人の顔写真から自動生成したアバター(似顔絵)が音声で説明を行う。

新型コロナウイルスの感染拡大により対面営業が制限される中、代理店の非対面での提案力(コミュニケーション)強化が求められている。また、収束後の新たな生活様式を見据えて、リモート営業の体制整備が必要だ。同社では、新たな仕組みで顧客の利便性のみならず、代理店の働き方改革やBCPにもつなげる考え。

今後、自動車保険継続手続きの確認事項・個人向け火災保険の説明・企業向け火災保険における被災設備復旧サービスの説明・サイバー保険の提案、物流保険の提案・生命保険における新型コロナの拡大に伴う各種特別措置についての説明・新型コロナ対策として労務管理セミナーなどの提案動画を順次追加していく。

(※)自分の顔写真から営業アバターを作り、商品説明・アンケート付動画を顧客ごとに大量作成可能な営業支援動画作成サービス。4COLORSが提供するPIP-Maker®はパワーポイントを活用した動画ソリューションで、アバターと音声合成を通してセミナー、プレゼンテーション、eラーニング、マニュアルなどの訴求力の高い動画コンテンツを制作することができる。

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