第一生命が途上国のマイクロ・ファンナンス向けに20億円融資
- 2020/5/14
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- マイクロ・ファイナンス, 第一生命
第一生命はクレディ・アグリコル銀行東京支店を借り入れ人とする途上国のマイクロ・ファイナンス向けローンに20億円の融資を行った。
マイクロ・ファイナンスは開発途上国の低所得者層などに対して少額の融資を提供することで、貧困緩和と経済的自立の支援を行う金融サービス。同ローンで調達した基金は、クレディ・アグリコル銀行を通じて、世界中の貧困層の経済活動への参加や農村地域の経済発展を支援することを目的に設立されたグラミン・クレディアグリコル基金へ提供される。
さらに同基金を通じて、女性活躍推進や経済発展に向けた支援を目指す、現地のマイクロ・ファイナンス機関向けの融資に充当される。
グラミン・クレディアグリコル基金は、2008 年に Crédit Agricole Group とノーベル平和賞受賞者かつグラミン銀行の創設者である、ムハマド・ユヌス教授との共同イニシアチブのもと設立された。同基金の目的は、世界中の貧困層の経済活動への参加や、農村など地域経済の発展を支援すること。設立以降、40 か国以上にわたる 100 以上のマイクロ・ファイナンス機関、社会貢献企業向けに 2 億ユーロ以上の貸出を実施、現在は 87 の機関に 1 億ユーロ以上の残高がある。同基金は主に女性と農村地域の住民にサービスを提供するマイクロ・ファイナンス機関を対象としており、これらの機関は9 百万人の方をサポートし、そのうちの 85%が女性、78%が農村地域の住民となっている。
第一生命のニュースリリース
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