保険net新聞編集チームではこのほど、生命保険会社(42社)、損害保険会社(53社)が2019年中に発信した全ニュースリリースをチェックし、どの会社が1年間で最も多くのニュースリリースを発しているかを調査した。
ニュースリリースは、企業側が顧客や企業、その他関係者に自社の取り組みをPRするために重要なツールだ。その本数が多い会社ほど情報開示に積極的とも言える。
まず、全生保会社・損保会社から出されたニュースリリースは、2019年1月~12月にかけて、生保約1500本、損保約850本、合計2350本もあった。
会社別にみると、生命保険会社で1年間でニュースリリースを最も多く出したのは明治安田生命で99本、第一生命(93本)、住友生命(88本)、日本生命(82本)と大手生保会社が続いた。中堅生保では太陽生命が4位の70本となり、積極的な情報発信が伺えた。
一方、損害保険会社では三井住友海上が99本で第1位。M&ADホールディングスが88本、あいおいニッセイ同和損保が76本と続く。1位から3位までMS&ADグループの持株会社と傘下にある損保会社が占めた。三井住友海上は明治安田生命と並んで、最もニュースリリースの発信件数が多かった。4位はSOMPOホールディングス、5位は損保ジャパンとSOMPOグループが続いた。その次に東京海上、東京海上ホールディングスとなり、やはり3メガ損保グループが上位を占めた。