未来の生命保険(インステック) 最優秀賞は日本医療データセンター
- 2017/3/23
- ニュース
第一生命保険(代表取締役社長:渡邉 光一郎)とかんぽ生命保険(取締役 兼代表執行役社長:石井 雅実)は、NTTデータ(代表取締役社長:岩本 敏男)と連携し、国民のQOL(Quality of Life)の向上や健康寿命の延伸につながる新しい保険商品・サ ービスを創出することを目的に、「『豊洲の港から』presents InsTech(インステック)オープンイノベーションビジネスコンテスト」の本選を2017年3月22日に実施した。
本選では、新規性、実現性、競合優位性、成長性等の観点から審査を行い、最優秀賞に日本医療データセンタ ー社、優秀賞に ALDOCK 社、テック・パワー社およびマネーツリー社を選出した。今後は、受賞企業と応募提案の具体的な協業検討を開始する。
なお、今回のビジネスコンテストは、第一生命およびかんぽ生命の両社において、イノベーション創出を推進する 組織である、「第一生命 InsTech イノベーションチーム」と、「かんぽ生命 イノベーション推進室」が初めてコラボレ ーションした取り組みだ。
【本選結果】 最優秀賞: 株式会社日本医療データセンター
<選定理由> 株式会社日本医療データセンター:「健康年齢とかざし OCR を活用した健康増進サービス」 OCR 技術を活用して健康診断結果をデータ化し、健康度を分かりやすく示すという提案は、生命保険事業と の親和性が高いと評価しました。また、健康診断結果はさまざまな帳票パターンがあり、データ化が困難という これまでの課題に対し、健康診断結果の様式を問わずに OCR 解析できるという技術も評価しました。
優秀賞: 株式会社 ALDOCK、テック・パワー株式会社、マネーツリー株式会社(五十音順)
<選定理由> ・株式会社 ALDOCK:「人間ドック定期便」 定期健診等の受診率が低いという課題に対し、マイクロ RNA 技術を利用し、自宅で簡単に高度な診査を実現できる可能性を評価しました。採血キットの開発等課題は残っていますが、将来への期待を込めて選定しました。
・テック・パワー株式会社: 「VR/AR による顔画像シミュレーションによるコンテンツ強化とカスタマー・エクスペリエンスの向上」 VR/AR により顔画像技術を応用し、将来の自分の顔画像のシミュレーション結果を、非常に分かりやすい形 (報道発表資料)で示すことができ、お客さまへのインパクトが大きいと感じました。このシミュレーション結果を基にしたお客さまへのニーズ喚起がしやすく、今後の活用の可能性を感じたことから選定しました。
・マネーツリー株式会社:「MT LINK で実現するライフシミュレーション事業」 家計簿データをビジュアル化し将来のライフシミュレーションを実現する技術にさらなる進展の可能性を感じました。また、銀行やクレジットカード等のデータを活用し、最適化されたサービスを実現できる可能性を評価しました。
【今後について】 第一生命およびかんぽ生命は、両社の持続的な企業価値向上の実現等を目的として、業務提携を行っており、 今回のビジネスコンテストでの取り組みを皮切りに、生命保険事業のイノベーション創出に向けた取り組みを進めることで、国民の健康寿命の延伸等の社会的な課題の解決に取り組んでいきます。 NTTデータはオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」やオープンイノベーションビジネスコンテスト開 催等を通じ、第一生命、かんぽ生命とともに、最先端の技術とアイデアを持つ世界のベンチャー企業とのイノベー ション実現に取り組んでいきます。