損保ジャパンは、旅行事業者がサービス規約に基づいて旅行者に支払った費用を補償する「国内ツアー補償制度」の提供を7月8日から開始した。適切な感染防止対策を講じている旅行事業者を対象としたもので、新型コロナウイルス感染症の拡大により落ち込んだ国内旅行需要の回復を後押しするのが狙い。
旅行事業者が「サービス規約等」に基づいて負担した費用とは、例えば、①ツアー初日の集合時の検温で発熱が分かり、旅行に参加できなかった場合の見舞金②旅行中に発熱し、PCR検査を受けるために旅行を中断し離脱した場合の見舞金③国内ツアーの参加者が旅行中に新型コロナウイルス感染症に感染し、旅行終了後翌日から14日以内に感染が発覚した場合の見舞金など。契約者・被保険者は旅行事業者で、損保ジャパンが定める基準を満たす適切な感染防止対策を講じている国内ツアー(宿泊・日帰りを問わない)が対象となる。