第一生命がアジア開発銀行発行の「ヘルス・ボンド」購入 新型コロナ対策支援で

第一生命は4月22日、アジア開発銀行(ADB)が発行するヘルス・ボンド(総額約100億円)の全額を購入したと発表した。新型コロナウイルス対策の保健衛生・医療関連取り組みを重点テーマとした債券投資の一環で、投資を通じて新型コロナウイルス対策に向けたADBの取組みを資金面からサポートする。

ADBは2020年3月、新型コロナウイルス対策を目的に、アジア太平洋地域の開発途上国に対して65億ドル規模の緊急支援策を公表。支援策には、感染症予防・看護のために必要な医薬・医療品の供給、深刻な呼吸器疾患治療に必要な医療機器の調達など、途上国向けの保健衛生・医療関連プロジェクトが多く含まれている。

今回の債券によって調達された資金は、新型コロナウイルス感染症対策をはじめとしたADBの保健衛生・医療関連の取組みに供給される。

同社は、日本全国約1,000万人もの顧客から預かった約36兆円の資金を幅広い資産で運用するユニバーサル・オーナーとして、QOL向上、地方創生・地域活性化、気候変動を重点テーマにESG投資を推進している。多くの国際開発金融機関などが発行するSDGs債にも積極的に投資をしている。

今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべくESG投資に積極的に取組んでいく方針だ。

第一生命のニュースリリース

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