AIG損保は、「環境汚染賠償責任保険」において、洪水や高潮による被害を受けた施設から生じた環境汚染を起因とする第三者の身体障害や財物損壊や汚染浄化費用を補償する業界初の「洪水・高潮による環境汚染補償特約」を7月1日から発売している。損害賠償金、汚染浄化費用などの各種費用を合算し、保険期間中1事故あたり2,500万円まで支払う。1事故あたりの免責金額(自己負担額)は250万円。
これまで同保険では、各企業の施設から生じた水質汚濁や土壌汚染などの環境汚染に起因する第三者の損害や汚染浄化費用等を補償していたが、洪水や高潮による被害を受けた施設から生じた環境汚染は、補償対象外だった。その一方で、昨今、台風や大雨などが頻発し、施設から汚染物質などが流出するリスクが高まっている。そのようなリスクによる補償に対するニーズの高まりを受けて同特約を新設した。