かんぽ生命は5月15日、2020年3月期決算を発表した。それによると、不適正募集による營業自粛と業務停止により、個人保険の新契約年換算保険料は前期比58.2%減の1469億円となり、保険料等収入が18%減の3兆2455億円となった。資産運用収益などと合わせた経常収益は、8.9%減の7兆2114億円。ただ新契約の減少に伴う日本郵便への委託手数料など事業費が減り、当期純利益は25.1%像の1506億円となった。
新契約の減少や解約の増加に伴って、保有契約年換算保険料も減少し、7.7%減の4兆3186億円となった。
2021年3月期の業績予想については、経常収益が5.0%減の6兆8500億円、経常利益が30.2%減の2000億円、当期純利益は17.7%減の1240億円としている。