あいおいニッセイ同和、日本初のデータサイエンス学部を開設する滋賀大学と提携
- 2017/3/20
- ニュース
MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(社長:金杉 恭三)は、ビッグデータの研究拠点を国立大学法人滋賀大学(学長:位田 隆一)内に開設し、共同でビッグデータ解析およびデータサイエンティストの人材育成強化を行う。
50億キロ超の自動車保険テレマティクスデータを保有するあいおいニッセイ同和損保は、今年4月に日本初のデータサイエンス学部を開設する滋賀大学と産学連携の協定を締結し、更なるビッグデータ活用への道を拓くべく国内保険業界初のビッグデータ専門研究拠点を滋賀大学内に開設する。
あいおいニッセイ同和損保は英国最大のテレマティクス保険事業者である「Box Innovation Group(BIG社)」の買収により、50億キロ超の世界屈指の自動車保険テレマティクスデータを保有し、BIGの中核会社である「Insure The Box(ITB社)」を通じてヨーロッパ最大規模のテレマティクス自動車保険を販売している。国内外の各種プロジェクトを通じてさらなるビッグデータの収集と高度な活用を進めるなか、新たな付加価値創造と安心安全な社会の構築に寄与するパートナーシップを探っていた。
滋賀大学は2016年にデータサイエンス教育研究センターを設立し、各領域でのデータ利活用の研究やデータサイエンス教育の教材開発を手掛けており、今春、日本初のデータサイエンス学部を開設すし、実践的なデータサイエンティストの育成教育を目指して企業との連携を推進しています。
滋賀大学とあいおいニッセイ同和損保は、ビッグデータを活用した保険関連サービスの高度化に関する調査研究を推進するために「日本セーフティソサイエティ研究センター(JSSRC)」を滋賀大学内に今春設置する予定。同センターは研究テーマごとに滋賀大学の研究者とあいおいニッセイ同和損保から受け入れる研究員によるチームを編成し調査研究を推進。また必要な国内外資料の収集および調査研究を行うとともに研究成果を社会に定期的に発信予定。シンポジウムの開催、ニュースレターの発行、ホームページを活用した情報発信なども予定する。