三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、海外で事業展開する中堅・中小企業向けの新商品「グローバルビジネス総合補償プラン」を7月1日から発売する。
同商品は、海外進出や海外取引を行う中堅・中小企業を取り巻くリスクを補償する5つの保険をパッケージ化して提供するとともに、海外事業展開をサポートする各種サービスを付帯している。
具体的には、海外進出企業や輸出企業が抱える「輸出する生産物にかかわりリスク」「出張者・海外駐在員にかかわるリスク」「輸送貨物・輸送取引にかかわるリスク」の3種類をカバーする5つの保険商品を一つにパッケージ化した。5つの保険商品とは、「海外生産物賠償責任保険」「海外危機管理費用保険」「海外旅行保険(企業包括契約)」「輸出取引信用保険」「外航貨物海上保険」のこと。
中小企業の海外進出・拡大意欲は引き続き高水準にあり、特にASEANや中国に強い関心が寄せられている。また、中小企業が金融機関に期待する海外展開支援内容としては「リスク管理に関するアドバイス」が高い割合を占めており、海外進出に伴うリスク管理に不安を抱く企業は多い(中小企業庁「中小企業白書2012年度版」)。
MS&ADグループは、「アジア地域を中心に海外に強い保険会社」として、これまでに培った多様なノウハウを活かして本プランを開発した。グループ傘下のリスクマネジメント会社を通じてアジア各国におけるリスク分析やコンサルティングにも積極的に取り組んでおり、国内外の包括対応による保険とリスクマネジメントサービスのシナジーを発揮し、海外事業展開を総合的にサポートする。
三井住友海上のニュースリリース
http://www.ms-ins.com/news/fy2014/news_0630_1a.html