ソニー生命(井原 勝美社長)は、5 月2 日に新商品「特殊養老保険」を発売する。法人の弔慰金・退職金や個人の財産形成などに備える商品で、保険期間の後半から保険金額が逓増するのが特徴だ。
これまでは、法人の弔慰金・退職金のニーズに関しては、保険金額が一定の「養老保険」が活用されてきた。だが、法人における死亡退職金制度には、勤続年数とともにその金額が増額するものが多く、これまでの「養老保険」では、死亡保険金額と実際の退職金との間に、かい離が生じるケースがあった。
特殊養老保険は、貯蓄と保障を同時に実現できるのが特徴で、保険期間中に死亡・高度障害状態になったときは死亡保険金または高度障害保険金を、無事に満期をむかえたときは基本保険金額の2倍の満期保険金を受け取れる。万一のときの保障を確保しながら財産形成ができるため、老後生活資金づくりや企業の退職金準備などに適した保険だ。
保険金額は、保険期間の後半から逓増する。死亡・高度障害保険金は、保険期間のうち前半は、契約時に定めた基本保険金額のまま推移し、後半は保険金額が基本保険金額の2倍に達するまで毎年増加する。
さらに、保険期間を延長することも可能。所定の要件を満たしていれば、保険期間を60 歳満期から65 歳満期へ、または65 歳満期から70 歳満期へ延長することができる。企業で、定年退職の年齢を引き上げる場合などに活用することが可能だ。保険期間を延長した場合は、保険料払込期間も延長され、延長後の保険期間の後半から、死亡・高度障害保険金額が逓増する。
ソニー生命のニュースリリース
http://www.sonylife.co.jp/company/news/26/files/140414_tokusyuyourou.pdf