SOMPOホールディングスがキャノピアスグループを一部再編
- 2015/1/31
- ニュース
損保ジャパン日本興亜ホールディングス(SOMPOホールディングス)は、2014年5月1日に買収を完了した英・キャノピアスグループの一部を再編し、持ち株会社であるCanopius Group Limited の機能をCanopius Holdings Limitedに統合する。
損保ジャパン日本興亜の100%子会社でキャノピアスグループの持ち株会社であるCanopius Group Limited は清算され、同社100%子会社で中間持ち株会社のCanopius Holdings Limitedの本社所在地が、今回の再編に併せて現在のバミューダからスイスに移転する。
英・キャノピアスは英国ロイズマーケットでトップ10に入る事業会社で、海外志向を強める損保ジャパン日本興亜が約950億円を投じて買収した。同社は、ロイズ保険マーケットや米国のエクセス&サープラスマーケットに代表される高い専門性・高度な技術を駆使して保険引受けを行うスペシャルティ・マーケットでの引き受けを得意としている。
保険種目では、財物保険、海上保険、賠償責任保険、危機管理保険などを扱う。通常の保険会社が引き受けるのが困難な特殊なリスクを引き受けるノウハウが強みだ。
海外展開では東京海上グループやMS&ADグループに水をあけられたSOMPOホールディングスは、買収戦略で他の2メガ損保との違いを打ち出すことで追撃態勢に入っている。