損害保険ジャパンは、駐車場シェアリングサービスの最大手である akippa と、業界初の「 駐車場シェア専用保険 」 を開発した。オーナーが駐車場の貸し出し中に発生した、ユーザーの事故に起因する物損害と傷害補償、賠償責任を補償する。2020年6月1日からakippaのサービスを利用している オーナー所有の全ての駐車場に適用される。
これまで個人宅の駐車場を貸し出すことに対して、 オーナーには万が一の不安というものが常に付きまとっていた。それによって、貸し出すことをためらう人が一定数存在し、駐車場オーナーの伸び悩みにもつながっていた。
損保ジャパンとakippaは、こうした不安を解消する専用保険により、 オーナーへさらなる安心を提供し、駐車場シェアリングサービスの拡大やサービスの利便性向上を図る考えだ。
2019 年 10 月に、SOMPOホールディングスは、akippa の株式約 33.4%を取得、関連会社化し、駐車場シェアリング事業の推進に取り組んできた。 akippa は、 DeNA SOMPO Carlifeを総代理店として、全国の損保ジャパン保険代理店と連携してオーナーを開拓し、3 年後の 2022 年には会員数を 1,000 万人、駐車場の拠点数は 20 万拠点まで拡大していく予定。
駐車場シェアリング業界は、2030年度までに約600億~ 1,000億円規模の市場に成長する見通しだ。